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有田焼の「歴史」と「未来」が見える!アムステルダム展示会「Arita Porcelain Today」のプレス発表に参加しました

      2016/04/25



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実は先日にも以下の記事内でちょこっと紹介していましたが、
 

大変光栄なことに、オランダ政府観光局からアムステルダムのとある企画展示会のプレス発表にご招待いただきました!

その名も「Arita Porcelain Today」

「有田焼の歴史と未来」をテーマに、明日からアムステルダム国立美術館で開催される企画展です。

いやー、想像以上に面白かった!

企画展の内容もそうですけど、こうやって伝統産業が新たな動きに出ていること自体がとても素晴らしいことだとしみじみ感じました。

当企画展のプレス発表には、佐賀県副知事の池田英雄さん、日本磁器の最高峰である酒井田柿右衛門(15代目)さんをはじめ、当企画展を主導するデザイナー柳原照弘さん・ショルテンさん・バーイングスさん、カメラマン、ジャーナリスト、各関係者などが押し寄せ、総勢約100名の方々が参加していました。

有田焼 アムステルダム国立美術館にて

左から柳原照弘さん、ショルテンさん、バーイングスさん、15代目・酒井田柿右衛門さん、アジア芸術担当Menno Fitskiさん、コレクション支配人Taco Dibbitsさん

 

同じくブロガー枠でいらっしゃった財蘭邦人相談窓口メンバーの方にもお会いできました^^

私のことをすぐ認識して下さったようで、「MarihollandのMariさんですよね?」と声をかけてくれました!

(ブログやっていると、思った以上にいろんな出会いや機会を頂けて、ますますブログの虜...笑)

と前置きは置いといて・・・

早速、今日行われた企画展の内容や実際の様子について紹介していきます!

 

企画展「Arita Porcelain Today」とは

佐賀県有田町を中心に焼かれる磁器、有田焼。

江戸時代から続く歴史ある有田焼は、今年でちょうど400周年を迎えます。

今回開催される有田焼の企画展「Arita Porcelain Today」は、佐賀県をはじめ、オランダ人デザインデュオのショルテンさん&バーイングスさんと日本人デザイナー柳原照弘さんが中心となって実施される、国境を超えたプロジェクト。

日蘭のクリエイティブ産業の交流を記念すべく、約2年半もの月日をかけて有田焼の未来を形にしたそうです。

ヨーロッパ、アメリカ、日本のデザイナー16名と10社の窯元・企業が提携し、古くから受け継がれた手法と伝統的な技術に基づいた日本磁器の最高峰をコンテンポラリーなコレクションとして表現しています。

「有田焼の今」展の作品集合写真

By Scheltens & Abbenes

創業400年を迎える有田焼にとって、今回の企画展は新たな挑戦。

日本の伝統工芸の新しい未来を切り開く大きな一歩でもある当イベントでは、日本伝統の未来を肌で感じることのできる素晴らしい企画展となっています。

展示会場の様子

展示会場の様子

 

なぜオランダで開催されるの?

そもそも、なぜこの企画展がオランダで開催されるのか・・・、

その理由には日本とオランダの長く深い歴史が関係しています。

オランダ東インド会社が日本との貿易を開始して以来、有田焼はオランダで大変人気となり、その人気ぶりから有田焼はヨーロッパや世界でも名が知れるようになりました。

こうして長い時間をかけて築いたオランダと日本の特別な関係があったことから、今回の有田焼の企画展はオランダにて実現させたかったとのことです。

アムステルダム国立美術館と噴水広場

アムステルダム国立美術館と噴水広場




 

企画展の見どころ

当企画展で私がおすすめしたい一番の見どころは、有田焼の「歴史」と「未来」を同時に眺めることができること。

代々受け継がれてきた「伝統的な有田焼」と、伝統を継ぎつつ新たなものを生み出す「現代デザイン」

この2つがどのように融合したのか、ここが最大のポイントです。

そのためディスプレイでは、数百年前に作られた有田焼の伝統作品と、現代風なデザインで作られた有田焼の作品とが隣同士に並べて飾られています。

たとえば、1680~1720年に製造された伝統的な有田焼の壺と、柳原照弘さんによって現代風デザインで作られた有田焼の壺。

1670~1690年に製造された伝統的な有田焼のお皿(左下)と、ショルテン&バーイングスによって作られた有田焼のお皿。

正直に言うと、「事前に聞いていなければ、これらの現代デザインは有田焼だとは気づかないかも」というのが、私が最初に作品を目にした時の感想。

しかし話を聞いてみると、どうやら材料や手法など作品の随所に「有田焼の伝統」を反映させているのだそう。

伝統品・現代品の両方に見られる「無駄のない色使いやデザインのあり方」からも、有田焼への大きな共通点を感じることができました。

現代の新しい有田焼作品にも、伝統的な有田焼の特徴が脈々と引き継がれているのですね。

ディスプレイにもかなりこだわっており、鑑賞も楽しめます。

 

酒井田柿右衛門の作品も展示中

当企画展が開催されているアジア館では、日本磁器の最高峰である「酒井田柿右衛門」の展覧会も同時開催。

実はアムステルダム国立美術館では、初代酒井田柿右衛門(1596年〜1666年)から代々受け継がれてきた110点というオランダ最大の柿右衛門コレクションを所蔵しています。

たとえ焼き物に全く興味のない人でも、柿右衛門式の焼き物の圧倒的な素晴らしさには魅了されるはず。

当展示会では、15代目・酒井田柿右衛門さんがアムステルダム国立美術館のために特別に作品制作を行い、国立美術館所蔵の17世紀の柿右衛門作品とともに展示されています。

当日は酒井田柿右衛門さんご本人も実際にいらっしゃっており、「先祖の柿右衛門の作品と自分の作品を並べて飾られるのは光栄であると同時に、ちょっと不安な気分。作品鑑賞後にぜひ感想を教えてください。」ととても謙虚な姿勢が印象的でした。

15代目 酒井田柿右衛門さんとアムステルダム国立美術館にて記念写真

15代目・酒井田柿右衛門さんと記念写真

今回、酒井田柿右衛門さんが制作した作品のうちの一つである壺に描かれた「どんぐり」は、ご本人の大好きなもの。

昨年11月のオランダ滞在時に訪れたお城近くで見つけたどんぐりが日本のどんぐりととても似通っていることから、日蘭共通のしるしとして、心を込めてどんぐりの絵柄を描いたそうです。

色使いや筆のタッチがとても繊細で、眺めているだけで気持ちを穏やかにしてくれる彼の作品には、しばらくの間見とれてしまいました。

まだまだある素敵な作品たちの数々はここでは紹介しきれませんが、

当企画展は明日4月22日から10月9日まで開催しています。

訪れるチャンスのある方はぜひ足を運んで実際に鑑賞してみてください(詳細は記事下にまとめてます)。

400年もの歴史がある伝統的な有田焼が、現在、そして未来にどのような姿形で受け継がれていくのかについて垣間見ることができる経験は、とても不思議かつワクワクすること間違いなしです。

有田焼をはじめ、日本の伝統産業の未来がますます楽しみだな~(/・ω・)/

オランダ政府観光局のみなさま、素敵な展示会へのご招待をありがとうございました!

 
★「有田焼」展示会(Arita Porcelain Today)情報
日程:2016年4月22日(金)~2016年10月9日(日)
場所:アムステルダム国立美術館 アジア館
公式HP:rijksmuseum.nl

★酒井田柿右衛門
公式HP:kakiemon.co.jp

★日本人デザイナー・柳原照弘
公式HP:teruhiroyanagihara.jp

★オランダ人デザイナー・ショルテン&バーイングス
公式HP:scholtenbaijings.com

 


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