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オランダ最古の工科大学「TUデルフト」の魅力と学び

  2017/01/21    



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現在オランダにいらっしゃる日本人教授の方との素敵なご縁があり、オランダ最古の工科大学「TUデルフトの見学に行ってきました。

 

TUデルフトは、オランダの都市デルフトにあるヨーロッパ屈指の名門校。

最近でいうと、パリとアムステルダム間を30分間で移動できるようになる将来の交通機関「ハイパーループ」の設計デザイン世界大会にて世界第2位に輝いたり、以前ブログでも紹介した「どんな強風でも絶対に壊れない傘」を発明し一躍有名になったのは、すべてTUデルフトの学生たちなのです。

ちなみに、当大学の学生たちが考案したハイパーループの設計デザインはこちら。

 

他にも、学生らで作ったソーラーカーレースでの世界大会連続優勝など、とても優秀でクリエイティブな学生たちが集まっていることが明らか。

学科は航空宇宙学、応用科学、化学工学、建築学、土木工学、電子数理情報工学、デザイン工学、海洋学・機械工学、技術管理学があり、広い敷地内では学科によってそれぞれ建物が分かれています。

その建物一つ一つがユニークかつ斬新。 毎度のことながら、オランダの建築は本当に面白く見ていて飽きません。

その中でも特に目立っていた建物が図書館。 芝生で覆われた建物の上に大きな円錐体がそびえ立っており、建物内部には高さ4階分の書架や数多くの学習スペース、カフェ等があります。

屋根全体が芝生になっているので、晴れた日には屋根部分で日向ぼっこをしながら休憩するのだとか。 TUデルフト

 

学科内部の見学では、オランダの強みである運河の「水管理」実験を実際に見ることが出来ました。

実験中は、砂と水を使って堤防や運河・川と同じような構造を作り上げた上で、水圧がかかる部分を計測。

少しずつ進んでは止まってを何度も繰り返し、綿密に計算している姿が印象的でした。 TUデルフト

 

国面積のほとんどが海抜以下であるという土地柄、昔から水管理には特に強いオランダ。

予期せず起こる洪水などを上手にコントロールできるオランダの水管理技術は世界でも注目されています。

たとえば米国では、ハリケーン「カトリーナ」による被害の後、将来起こりうる洪水から住民を守るために、オランダの専門技術やノウハウを採用しています。 TUデルフト






 

途中、この大学に在籍している日本人学生にもお会いすることができました。

当大学に入学した経緯や現在学んでいること、日本とオランダの大学の違い等、いろんなお話を聞かせて頂きました。

話によると、オランダの大学は教授らの生徒に対する熱意に溢れ、事前課題や宿題も盛りだくさん。

アルバイトなんてする暇もないほど毎日一生懸命勉強してやっと授業に追いつけるペースであるとのこと。

ちなみに先程紹介した図書館は、勉強熱心な学生たちのために夜中2時まで使えるようにしているのだとか。

日本とオランダの両大学に在籍経験のある学生に聞くと、「オランダの大学の方が周りの学生たちの学ぶ意識も高く、大学側も生徒とより真剣に向き合い取り組んでいる」と話していました。
 

日本の大学は一旦入学してしまえば卒業はそこまで難しくないなんてよく言われてますよね。

日本では大学生の時間というのは割と「自由」が多くて、「社会人になる前の唯一の自由な期間」という位置づけで学生が認識していることが多いと思います。

学ぼうと思えば限りなく学べる時間はあるし、何もしなきゃ本当に何も学ばずに終わることも出来てしまいます。

そのため、学生一人ひとりの意識によって大学生活の様子にはかなり差があるはずです。
 

しかしオランダは正反対のようで、大学在籍中に学生たちが将来本当に役立つ知識や専門技術をどれだけ学べるかという点に大学が一体となって力を入れてサポートしており、社会に出てすぐ即戦力として活躍できる人材を育てています。

これには今回紹介している大学が「工科大学」であることも一理ありますが、現地のライデン大学にしてもビジネススクールにしてもこれは同じで、とにかく大学生は毎日頑張って勉強しないと卒業すらできないと嘆いているほどです。

大学の位置づけそのものが、日本とオランダでは異なるのですね。
 

ちなみに就職活動に関しても、オランダでは大学卒業後に自分のペースやタイミングでそれぞれ始めます。

たとえば日本と同様に大学在籍中に就職活動をしたとしても、実力主義のオランダでは新卒ブランドや大学の知名度だけでは一切通用せず、「卒業すらちゃんとしていない学生には要は無い」と採用担当から追い出されてしまうそうです。  

たしかに、年功序列や終身雇用制度のないオランダ企業にとって、「新卒」というものが日本ほど価値のあるものだと見られてないことには納得がいきます。

日本企業も、これからは新卒にこだわらず採用方法をどんどん柔軟にしていくのでしょうね。

だって、新卒採用面接を何度も重ねてやっと入社した新卒社会人たちが、生涯を通してその会社で貢献してくれるような時代でもないし、新入社員の研修教育のコストもかさむだろうし。

多くの日本企業が経験やスキルのある人材を最初から欲しがるような時代になったら、日本の大学の位置づけもどんどん変わっていくのかもしれませんね。

 





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