【語学留学・英語圏在住経験ゼロ】私がTOEIC900点の壁を越えたオススメ勉強法
2018/08/08
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就職や昇進試験、海外出張の要件にTOEIC(R&L)スコアを採用する企業が多く、TOEICに関心を持っていたり、スコアアップを目指している方も多いのではないかと思います。
2013年にIIBC(一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会)が実施した「上場企業における英語活用実態調査」によると、企業が部門別に期待するTOEICスコアは以下の通り。
部門別 | 期待スコア |
---|---|
新卒社員 | 465〜670点 |
中途社員 | 610〜815点 |
営業部門 | 535〜765点 |
技術部門 | 520〜715点 |
海外出張 | 570〜780点 |
海外赴任 | 605〜785点 |
国際部門 | 660〜840点 |
上の表はあくまでも目安ですが、日本全体のTOEIC(R&L)テスト平均スコアが586.8点(2017年5月分・IIBC調べ)であることを考えると、どの部門でも求められるスコアが平均よりも高めに設定されていることがわかります。
これまで私もTOEICを複数回受験した経験があります。
初めてTOEICを受験したのは、大学3年の就職活動の時期。650点でした。
2度目に受けたのは、入社1年目のとき。スコアは745点。
それから約5年が経過した2017年5月に、3度目のTOEICを受験し、905点(リスニング495点満点・リーディング410点)のスコアを取りました。
TOEICの点数だけで実践的な英語力が伸びたという証明になるとは思いませんが、英語を学ぶ人や英語を使って仕事をする人にとって、現状の英語レベルをTOEICスコアという形で客観的に確認できる点では、有効かつ便利で英語学習のモチベーションアップにも繋がります。
私自身、これまで英会話スクールに通ったことはなく、海外留学や語学留学、アメリカやイギリスなどの英語圏に住んでいた経験もありません。
そんな私が、これまで計3回ほど受験してきた中で、650点→745点→905点と着実にTOEICのスコアを伸ばすことができたのはなぜなのか。
これまでの英語の勉強法を振り返り、TOEIC900点の壁を越えるまでのあいだに私が実践していた英語学習について紹介したいと思います。
1.TOEIC900点以上を取るために必要な得点率
TOEIC(R&L)の試験はリスニングパート・リーディングパートの2部構成になっており、それぞれ100問ずつの計200問を120分で解いていきます。
リスニングとリーディングの各パートの最低点は5点、最高点は495点となっており、合計スコアでいうと最低10点、満点は990点です。
TOEICスコアは正解数を単に足し合わせた結果ではなく、各回の試験の難易度レベルに合わせて統計的な処理や調整を行いスコア算出されているそうなので、どの回のTOEICを受けても平等にスコア比較ができます。
TOEIC公式問題集に載っている正解数ごとの参考スコア範囲換算表を見ると、900点以上のスコアを確実に取得するには、リスニング・リーディング各パートを合わせて、試験全体のおよそ90%以上の得点率が求められています。
2.リスニングの勉強法・おすすめ教材
リスニング力を上げるために、私がこれまで続けてきた基本の学習法をお伝えします。
また、TOEIC対策用に利用していてスコアアップに繋がったおすすめ教材も紹介していきます。
リスニング強化のためにスピーキング練習も取り入れる
リスニングの力をつけるためには、スピーキング力の強化にも注目する必要があります。
「何でリスニング強化なのに、スピーキングが関係あるの?」と疑問に思うかもしれません。
なぜかというと、英語で正しく発音できない言葉やフレーズは、聞いても認識できない内容だからです(逆にいえば、自分が英語で正しく発音できるフレーズなら、聞き取ることもできます)。
洋楽をただ聞いていたり、英会話のCDをただ聞き流したりするだけで、リスニング力を上げることは極めて困難だと思います。
その洋楽の歌詞の意味を調べたり、英会話に出てくる単語と単語の繋がり方や発音の仕方を真似して練習することではじめて、その英単語やフレーズが自然と聞き取れるようになっていきます。
一人でのスピーキング練習に加えて、「相手と英語で話す」練習を取り入れると、リスニングとスピーキングの両方を鍛えることができるうえ、モチベーションアップにも繋がってさらに効果的です。
外国人や海外在住経験のある人、同じように英語を勉強している人たちと実際に英語で話してみるのも良いですし、周りにそのような環境がなければ英会話教室やスカイプ講座などを利用してみるのもアリだと思います。
「聞く」だけでなく「話す」環境も同時に作りましょう!
インターネットを大活用する
英語と一括りにいえど、国ごとにそれぞれ特徴的な訛りや表現があります(日本にもある「方言」に似ていますね)。
日本人が聞き慣れているアメリカ英語のほか、イギリス英語、カナダ英語、オーストラリア英語など。
TOEICのリスニング試験にもこうした各国のナレーターは登場してくるので、英語の訛りや表現にも耳を慣れさせておくと良いです。
そんな時に役立つのが、各国のサイト。
▼アメリカのニュースサイト「CNN」
▼イギリスのニュースサイト「BBC」
▼カナダの公共放送「CBC」
▼オーストラリアの公共放送「ABC」
各国の英語に耳をなれさせる練習になりますし、日本のニュースで取り上げきれない数多くの出来事について各国サイトを通じて知ることができ、しかも無料なので、良いことづくしですね!
世界中の人たちが動画を作り出し発信している「YouTube」なら、お気に入りのユーチューバーの動画で楽しく継続的に英語に触れることも可能です。
リスニングの得意な人向けには、話題になっている様々なテーマについて演説者が壇上に立ってスピーチを行う「TED」がオススメです。
「TED」には興味深いテーマがたくさんあり、字幕付きで演説者のスピーチを聞くことができるうえ、演説者の流暢なプレゼン姿を見るのも参考になります。
海外ドラマを観る
海外ドラマは好きでよく観ているという方も多いのではないでしょうか。
私はアメリカで1994年〜2004年にかけて放送されたコメディードラマ『FRIENDS』の大ファンで、全シリーズを飽きるほど何度も観ていました。
はじめは英語音声に日本語字幕をつけて観て、次は英語音声に英語字幕で観て、慣れてきたら最後は英語音声の字幕なしで観る、というように段階を踏んでドラマの観賞方法を変えて、英語の勉強に役立てていました。
さらに慣れてきたら、ドラマの話し手とほぼ同時に声に出して発音真似をする「シャドーイング」という練習をすると、ネイティブスピーカーのアクセントも習得できるので、スピーキングの上達にも効果が出てきます。
このドラマのおかげもあって、日常英会話の運び方やアメリカ人のジョークなどについてはかなり理解できるようになりました。
TOEIC対策の観点でいえば、訴訟問題を扱った海外ドラマ『SUITS』もオススメです。
会話レベル的にはほとんどビジネス英語で、生きたビジネスイングリッシュを学べるところが良い点です。
海外ドラマや洋画を観る際には、年間プラン3900円または月間プラン400円で映画やドラマが見放題のAmazonプライムビデオがオススメです。
先ほど紹介したドラマ『Friends』も『SUITS』も、Amazonプライムでそれぞれ全シリーズ(『Friends』は全シリーズ1〜10まで、『SUITS』は現在放送されているシーズン6を除くシーズン1〜5まで)が配信されています。
その他、Amazonでの送料が無料、当日お急ぎ便・お届け日時指定便の配送料が無料、毎月kindle本が1冊無料で読めるなど、様々な特典がついてくるのでお得です。
30日間無料でお試しできるので、ぜひ利用してみてください。
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※ただし、Amazonプライムビデオでは英語字幕の選択が無く、英語音声と日本語字幕で観る形となるため、もしスピーキングの練習もしたいのであれば、月額の価格は少し上がりますが、月額1000円ほどのNetflixやHuluで字幕・音声の選択が自由にできる形で英語学習を進めることができます。
TOEICリスニング対策のおすすめ教材
上記のような方法で日々生の英語を聞いてリスニング力を鍛えることに加え、TOEICに出てくるリスニング問題の傾向を押さえておくことは、確実なスコアアップに繋がります。
なぜかというと、TOEICで出題される問題には、日常的な場面よりもビジネス場面の問題が多く、ある程度問題の傾向をつかんで慣れておく方が有利だからです。
そこで、各スコアレベルごとのおすすめ参考書を紹介します。現状のスコアを参考に、ぜひぴったりの一冊を見つけてください。
現在400点未満の人向けのおすすめ参考書
このスコア帯にいる人は、リスニング力をのばすための正しい努力をすれば、短い期間でも点数はぐんと伸びやすいはずです。
その正しい努力とは、「聞き取った英語を、声に出して真似して発音する」こと。
そうすると、自然とその発音が頭の中にインプットされて、聞き取りも発音も少しずつ上手になり、語彙やフレーズの幅も広がっていきます。
聞き流すだけの英語学習では全くと言っていいほど意味がないので、英語リスニングの学習時には、「耳で聞いて発音する」を徹底してください。
おすすめの参考書は、国際ビジネスコミュニケーション協会の『TOEICテスト 公式プラクティス リスニング編』です。
こちらは、リスニングのPART1〜4をパートごとにまとめた公式問題集なので、本番形式に慣れることはもちろん、丁寧な解説付きなので、リスニングの基礎から固めていきたいという人にはぴったりな一冊だと思います。
付録のCDを使って教材に出てくる英語を何度も聞き発音する練習を行うだけでも、リスニング力は着実に上がっていきます。
現在400〜600点代の人向けのおすすめ参考書
リスニング力をさらに強化すべく、公式問題集の付録CDを使って何度も「聞く・発音する」を繰り返してTOEICの設問パターンを把握する意気込みで取り組めば、リスニングのスコアがさらに上がるはずです。
おすすめ教材は、国際ビジネスコミュニケーション協会の『TOEIC テスト 新公式問題集 Vol.5』です。
こちらは最新版の公式問題集ではないですが、過去の数ある公式問題集の中で一番やさしめで取り組みやすいため、しっかり基礎を固めるには最適の一冊だと思います。
上記の教材を十分に学習したのち、2016年5月の改変に対応した下のような新形式問題集(現時点で新形式対応の公式問題集は以下3冊)のどれかにもトライしてみることをオススメします。
【▼2016年2月発売:TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編】
【▼2016年10月発売:公式TOEIC Listening & Reading 問題集1】
【▼2017年2月発売:公式TOEIC Listening & Reading 問題集2】
現在700〜800点代の人向けのおすすめ参考書
このスコア帯にいる人は、英語の基礎は習得済みで、リスニングでも400点以上を取ったことがある人も多いのではないでしょうか。
リスニングパートで495点満点を取得する勢いで、リスニングにさらに磨きをかけましょう!
なお、2016年5月からTOEICの出題問題に新形式が登場しており、図形との整合性を問う問題や話し手の意図を読み取る問題など、設問タイプも大きく変わっているので、新形式対応の教材には一度目を通しておくことをお勧めします。
おすすめ教材一つ目は、まずは2017年2月に出た最新版の公式問題集である『公式TOEIC Listening & Reading 問題集2』。
新形式問題に対応し、TOEICの練習テストが2回分(計400問)収載され、リスニング音声も本番と同じ公式スピーカーが担当しています。
本番のテストと同じクオリティーの教材なので、TOEIC受験の準備にまさに最適の一冊です。
続いて、リスニング強化対策に一番おすすめしたい教材が、アルクの『TOEICテスト 究極のゼミ Part 3 & 4』。
新形式問題にも対応しており、問題のパターンやミスしがちな問題の導き方などが詳しく説明されているので、苦手意識を持つ人も多いであろうPART3とPART4の対策をこの一冊でバッチリ行うことができます。
同じくアルクの『TOEICテスト 究極のゼミ Part 2 & 1』も出ているので、PART1とPART2の対策も行っておきたい人は合わせて利用するのもいいとお思います。
また、とにかく良質の問題を数多くこなしてTOEICのリスニングに慣れておきたいという方は、朝日新聞出版の特急シリーズ『TOEIC L&R TEST パート3・4特急 実力養成ドリル』や、
『TOEIC L&R TEST パート1・2特急 難化対策ドリル』、
独学でTOEIC満点を取った現役サラリーマンが著者で、新形式に完全対応してPART1〜4までの頻出・予想問題を思う存分解ける『新TOEIC TEST サラリーマン特急 新形式リスニング』などがオススメです。
上記の特急シリーズ教材3点は、著者の豊富な経験に基いて選び抜かれた頻出問題がボリューミーに掲載されているので、より効率よくリスニング対策ができます。新書サイズで持ち運びも簡単なので、電車での移動中など、場所を選ばずにどこでも学習できる点もポイントが高いです!
私はこれらの教材のおかげもあって、リスニングパートでは満点スコアを取ることができました!
何度も何度も反復練習をして、問題パターンを暗記してしまうくらい取り組みましょう。
3.リーディングの勉強法・おすすめ教材
リーディングパートでは主に、単語力、文法力、読解力の強化をする必要がありますが、こうしたリーディングの力を総合的に上げるために私がこれまで続けてきた基本の学習法をお伝えします。
また、TOEIC対策用に利用していてスコアアップに繋がったおすすめ教材も紹介していきます。
中学3年間で学んだ文法の基礎こそしっかりと
リーディングの力を身につける上で、やはり文法はないがしろにはできません。
中学3年間で学んだ英文法の中で、一つでもあやふやでわからなかった文法がある人は、まずはその文法を徹底的に学習し直すことをオススメします。
当時の教科書を引っ張り出してきてもいいですし、本屋さんに出ている中学3年間の文法復習をメインにした参考書を1冊手に入れるでもいいと思います。
【▼参考1:数々の著名なTOEIC対策本で知られている濱崎 潤之輔さん著の『中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本』】
【▼参考2:中学の基礎英文法を完全網羅しTOEICレベルにまで引き上げてくれるジャパンタイムズの『TOEICテスト 英文法プラチナ講義』】
中学で学んだ英語の文法は今の私のリーディング力にもしっかり繋がっています。
何事も基礎が一番大切。きちんと英文法の土台を作っておけば、リーディング力はぐ〜んと伸びていきます。
単語集を1冊仕上げる
リーディング力の強化に欠かせないのが、単語力。
高校受験や大学受験などで、一度は英単語集を使ったことがある人も多いのではないかと思います。
もしその単語集が今も手元にあるのであれば、復習として一度見直すことをオススメします。
覚えていたつもりでも、意外と忘れていたなんていう単語もあるはずなので、使用していた単語集を使っての復習は効果的です。
さらにTOEIC対策の面で言うと、TOEICテストに出題されることの多い単語やフレーズをあらかじめ押さえておくと、TOEICのスコアアップに直結しやすいです。
そんなTOEIC用の単語集として一押ししたいのが、朝日新聞出版の『新TOEIC TEST 出る単特急 金のフレーズ』です。
TOEIC990点満点を何度も取得している実力派の著者、TEX加藤さんが作ったこちらの単語集は、TOEICで出題されるフレーズをそのままの形で掲載してくれてかなり覚えやすく、新書サイズなので持ち運びも便利です。
600点、730点、860点、990点レベルといった目標スコアごとに単語が載っているのに加え、PART1の重要語から、部署・職業名、前置詞・接続詞・接続副詞、多義語まで幅広くまとめられており、音声もスマホアプリで簡単に再生できるため大変役立ちました。
またTOEIC試験当日に、問題を解きながらも「あ!この単語、TEX加藤さんの単語集に載ってたやつだ!」と発見する機会が何度も訪れ、TOEIC頻出の単語を本当にしっかりと分析し厳選して作り上げられているのだなと、試験中に感激したことを覚えています。
もしこれまでに英語の単語集を一切使ったことがないという方は、基本の英単語の復習とTOEIC対策の両方が同時にできるTOEIC公式単語集『TOEICテスト 公式問題で学ぶボキャブラリー』を一冊仕上げるのもいいと思います。
インターネットを大活用する
TOEICのリーディングパートには、長文の読解問題が出てきます。
問題数もかなり多く、集中力に加えて英文を正確に速読し内容を読み取る力が必要です。
リスニングの勉強法でも紹介した各国のサイトなどを利用し、日頃から英文を読む癖をつけておくと、少しずつ力がついていきます。
はじめは1つの記事を読み終えるだけで疲れてしまうかもしれませんが、辞書を使いながら意味を正確に読み取って読んでいく練習をすると良いです。
慣れてきたら、制限時間を決め、時間内に記事を読んで内容を理解する練習をするのも速読力アップに繋がります。
ちなみに、下記にて後ほど紹介する書籍『新TOEIC TEST サラリーマン特急 満点リーディング』によると、TOEICの最難関パートと言われるPART7(長文読解)を最後まで制限時間以内に解き終えるために必要なスピードは、「1分あたり150語」ほどであるそうです。
900点以上を目指すのであれば、このスピードを最終目標に、英語のニュースサイトや実際のTOEIC問題を利用して速読力に磨きをかけていきましょう。
TOEICリーディング対策のおすすめ教材
上記のような方法で英語の基礎を固めることに加え、TOEICに出てくるリーディング問題の傾向を押さえて問題慣れしておくことは、確実なスコアアップに繋がります。
特に長文読解のPART7では、メールや広告、メモ、ウェブサイト、SNSチャット画面、ダブルパッセージ、ある人物や企業についての記事など、様々なタイプの文章問題が出題されているため、あらかじめ問題の傾向をつかんで慣れておくと安心です。
そこで、各スコアレベルごとのおすすめ参考書を紹介します。現状のスコアを参考に、ぜひぴったりの一冊を見つけてください。
現在400点未満の人向けのおすすめ参考書
このスコア帯の人におすすめしたいのは、上記で紹介した英単語集と文法復習に加え、国際ビジネスコミュニケーション協会の『TOEICテスト 公式プラクティス リーディング編』です。
リーディングのPART5〜7をパートごとにまとめた公式問題集なので、本番形式に慣れることはもちろん、解説がとても丁寧なので、解きながら同時に学習を進めていくことができます。
TOEICのリーディングパートの基礎から固めていきたいという人にはぴったりな一冊だと思います。
また、読解力を問うPART7を重点的に対策する際には、ジャパンタイムズの『TOEICテスト リーディング プラチナ講義』が良いです。
新形式問題も含んだPART7に出題される全ての問題形式が網羅されており、長文一文ごとに読み解くコツを詳しくわかりやすく解説してくれています。
現在400〜600点代の人向けのおすすめ参考書
このスコア帯では、文法の知識やボキャブラリーの穴があることが多いので、その穴を見つけて埋めていく必要があります。
英単語集の反復学習に加え、朝日新聞出版の『1駅1題 新TOEIC TEST 文法 特急』を使ってTOEICのPART5とPART6で頻出の文法問題をまとめて対策しておくことをオススメします。
PART7に苦手意識のある人は、ジャパンタイムズの『TOEICテスト リーディング プラチナ講義』、またはアルクの『TOEICテスト 究極のゼミ Part7』を使って学習を進めることをオススメします。
どちらの著書も新形式問題に対応しており、解説が丁寧でわかりやすいので、PART7の読解のコツをつかむのに役立ちます。
▼ジャパンタイムズの『TOEICテスト リーディング プラチナ講義』
▼アルクの『TOEICテスト 究極のゼミ Part7』
PART7の読解問題をとにかく解きまくりたいという人は、朝日新聞出版の『1駅1題 TOEIC L&R TEST 読解特急』を利用すると、良質問題がたくさん載っていて良い練習になると思います。
現在700〜800点代の人向けのおすすめ参考書
このスコア層の方は、良質の問題を数多くこなしていくと、さらにスコアアップに繋がるはずです。
PART5・PART6対策としてオススメなのが、アスクの『TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』。
とにかく数多くの文法問題をこなすことができ、PART5を完璧に極めることのできる問題集であることはもちろん、この一冊を通してPART6の対策も自然と行うことができるので、かなり役立ちます。
PART7の対策本としては、朝日新聞出版の『新TOEIC TEST 読解特急2 スピード強化編』と『新TOEIC TEST読解特急3 上級編 』がオススメです。
本番よりも難しめの問題を集めた上級者向けの問題集となっており、読解力を鍛えることはもちろん、速読トレーニングもできるので、さらなる実力アップにつながります。
どうしてもTOEIC満点を狙いたい!という人は、独学で勉強し990点を取得した現役サラリーマンがリーディングパートのスコアアップの秘訣を伝授している『新TOEIC TEST サラリーマン特急 満点リーディング』がオススメです。
何より独学で満点を取った実力の持ち主が著者なので、学ぶことも多く、TOEIC頻出の練習問題をたくさん解くことができる点も良いです。
4.試験で最大限の力を発揮するためのお役立ちアイテム
問題量の多いTOEICは、何と言っても時間勝負。
そこでぜひ使用をオススメしたいのが、「マークシート用シャープペンシル」。
通常の鉛筆に比べて太めの芯を使用することで、一つひとつのマークシートを塗りつぶすスピードが圧倒的に速くなります!
マークシートを塗りつぶすために使っていた時間を短縮して、問題を一つでも多く解いてスコアアップに繋げましょう。
おすすめは、ステッドラーの「1.3mmシャープペンシル」。芯の太さと持ち手の太さがちょうど良く、素早くマークを塗りつぶすことができます。
また、マークシートを塗りつぶした後に間違えてしまった時、握りやすくて細長く、濃いマークも綺麗に消せる消しゴムがあると便利でさらに時間短縮につながります。
色々種類がありますが、私はぺんてるの「マークシート消しゴム」を使っていました。期待通りの働きをしてくれます。
最後にもう一つオススメなものを紹介して、この記事を締めくくりますね。
それが、おそらく世界初となる、TOEICの世界を題材にしたミステリー小説『不思議の国のグプタ―飛行機は、今日も遅れる』。
小説なのでTOEIC対策用の問題集とは種が異なりますが、TOEICにまつわるうんちくがたっぷり紹介されていて、これが試験に役立つのです。
本書の主張は、私たちが受けているTOEIC問題の中には、実は私たちの知る現実とは少し離れたユニークな「TOEICの社会」が存在するのだということ。
例えば、TOEICの世界では、図書館はいつも閉まっている、アルコールとタバコがどこにも存在しない、搭乗する飛行機はいつも遅れる、オフィスにあるコピー機はよく故障する、そして「コピー(copy)」と「コーヒー(coffee)」をいつも聞き間違える同僚がいる、といった、TOEIC特有の世界について紹介されており、TOEIC受験をしたことのある人なら、思わず笑ってしまいながら読み進められます。
不思議なTOEICの世界がただただ面白くて笑えることはもちろん、TOEICに出題される問題の「話の展開」をあらかじめ把握できるため、意外と試験にも役立つのです。
リスニング問題なら「ああ、また飛行機が遅れるな」や「コピー機が壊れた。それで同僚がコーヒーと聞き間違えるのだろう」といったように、先回りして考えることができます。
TOEICの世界観を知っておきたい人、勉強に飽きてしまった人は、ぜひこの一冊を読んで気分転換してみてください。
以上、私がTOEIC900点の壁を越えるまでに実践していた勉強法のあれこれについて紹介しました!
TOEICでさらに高得点を目指す際には、これからの英語学習にぜひこの記事を役立てていただければ幸いです。
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