雨でも傘をささないのが当たり前！オランダの「傘」事情

2016/12/20 2015/06/16

こんにちは。
オランダに住み始めて約2ヶ月経ちますが、いつも不思議に思っていたことが。
それは、オランダ人は雨が降っても傘をささないということ！
日本では雨が降ったら傘を差すのが当たり前だったのに、こっちに住み始めてからは雨の日に傘をさすのが少数派すぎて逆に目立つくらいです(笑)

そこで今回は、オランダの傘事情について気づいたことを書いていきたいと思います。

雨でも気にせず傘をささない

オランダでは、小雨程度の雨なら気にしないで傘をささない人が多いです。日本に居た時は、少しでも雨が降れば傘を差す人が多いのが当たり前だったので、はじめてこのことを知った時にはビックリしました。この事実はオランダだけでなくヨーロッパの多くの国も同じです。雨が降っても傘は差さないし、折り畳み傘を持ち歩くなんてことももってのほか！日本人からしたら信じられないですよね。

傘をささない理由

オランダを含めヨーロッパの国々は日本よりも乾燥しており、小雨であれば濡れてもすぐに乾いてしまうという湿度の違いが関係しているそう。
また、日本では雨の日であれば一日中雨が降り続くことが多いですが、オランダでは長く降り続くことは少なく、パラパラと降ったり止んだりを繰り返す感じです。そのため、少しの間どこかで雨宿りしていれば何とかなるので傘が無くても大丈夫と考えている人も多いのだとか。
そして、オランダは山が無い平地な国であり、風がとにかく強いため傘が役目を果たしません！雨の日に傘を差して濡れるのを防ごうとしても、風で傘が吹き飛ばされすぐに壊れてガッカリなんてことも(オランダで実際に経験済み(笑))

傘よりもフードや防水ジャケット

オランダでは、雨の日には傘を使用するよりもレインコートや洋服のフード、帽子、防水ジャケット等を着用している人の方が多いです。ただし、中には何も身に付けずに雨に濡れながらも平気で街を歩いている現地人も本当にたくさん見かけます。降ったり止んだりを繰り返す雨の為に傘を一日持ち歩くのは面倒だし、すぐに乾くから濡れても気にしないという考えの人がほとんどです。

オランダの学生ならではの発明品

他にも面白いことに、オランダ学生たちが風にも負けない強い傘"senz"を発明しヨーロッパやアメリカで話題を呼んでいるのだとか！
下の写真が実物です。ちょっといびつな恰好をしていますが、この形がまさに、オランダ特有の風や台風、ビル風の強い場所といった強い風にも耐えられるような構造になっているそう。オランダでこの傘を差している人はいまだ見たことはありませんが(笑)、さまざまな耐風実験でものすごい風力をも難なくクリアするこの商品の威力にオランダ人は感動し誇りに思っているみたいです。それでもやっぱりオランダ人は傘は必要ないという結論に至り結局買わないのだとか。(笑)

オランダの傘事情、いかがでしたか？
日本では雨が降ったら傘を差すのが当たり前だと思っていたのに、オランダに来てからはこんなにも感覚が違うということに驚きました。
私もこれからは、雨でも傘をささないオランダの習慣に慣れるよう、そして傘を再び壊してしまうことのないように、傘の使用はしばらく封印したいと思います(笑)