世界の人気DJにオランダ人が多い理由を在住者の私が考えてみた!
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djmag.comにて「世界的に有名な人気DJランキング100」が紹介されています。
みなさんもお気づきかもしれないですが、世界の人気DJにはオランダ出身者がかなり多いのです!
1位にMartin Garrix(マーティン・ギャリックス)、3位にHardwell(ハードウェル)、4位にArmin van Buuren(アーミン・ヴァン・ブーレン)、5位にTiësto(ティエスト)、8位にOliver Heldens(オリヴァー・ヘルデンス)、10位にAfrojack(アフロジャック)と、ランキングトップ10のうち半数以上はオランダ出身者が占めています。
日本の九州ほどのサイズの国オランダに、こんなにも世界的に有名な人気DJが集結しているのはなぜなのか。
今回は、世界的に有名な人気DJに「オランダ人」が多い理由を、現在オランダに住んでいる私が探ってみようと思います。
世界の人気DJにオランダ人が多い理由
1.質の高いレーベルが存在している
まず大前提として、オランダの質の高い「レーベル」の存在は確実に関係していると言えます。
HardwellやMartin Garrix、Afrojackなどのオランダ出身DJを多く輩出しているオランダで最も有名なレーベル「Spinnin' records」や、世界トップDJに長く君臨しているオランダ人DJのArminを輩出した「Armada Music」など、オランダには質の高いレーベルが複数あります。
こうしたレーベルでは、若手DJへのサポート体制が充実しており、DJが成長するために必要な環境がきちんと整えられているほか、世界市場にDJを売り出すマーケティング経験も豊富なことが強みとなっています。
ちなみに、Hardwellのレーベル「Revealed Recordings」、Tiëstoのレーベル「Musical Freedom」など、有名DJによるレーベルもどんどん増えており、さらに質を高め合える環境が生み出されています。
2.EDMの文化が広く受け入れられている
オランダに住み始めて一番驚いたことは、「DJ」という職業がサッカー選手のような「こどもの憧れの職業」の一つであること。
日本だったらきっと、子供が「DJになりたい」と言いだしたら親はビックリたまげてしまうかもしれませんが、オランダではごく普通のことです。
現地テレビでも、有名DJのもとで子供たちがDJ育成プログラムに参加している様子(下の動画参照)が放映されていたり、子供がDJとなる夢を叶え喜んでいる様子を表すCMなどが流れているのを目にします。
パーティーやイベント、クラブなどでも、DJが流すEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)とともにノリノリで踊っているのは、決して若者だけではありません。
年配の方、親子連れなど、大人から子供までと年齢層も幅広く、オランダ国民に広く受け入れられ浸透しています。
スーパーマーケットや工事現場、幼稚園や小学校の入園・卒業パーティーでさえも、EDMが流れている光景には当時ほんとうに驚きました(笑)。
ちなみに、今大人気のMartin GarrixがクラブでDJを始めたのは、13歳の頃。
もちろん、18歳までは未成年としてクラブの入場は禁止です。
そこで、Martin Garrixの親が毎回一緒にクラブに行き、息子のDJとしての成長をいつも近くで応援・サポートしてくれていたそうです。
このように、DJを目指す人にとっても練習となる機会や場がオランダには多く設けられており、DJが腕を磨ける環境が整えられています。
オランダの国王だって、EDMを楽しむうちの一人です。
オランダ国王誕生を祝う日「キングズ・デイ」では、オランダ出身DJのArminがステージでパフォーマンス中に、国王一家がサプライズでステージ上に現れ、Arminと握手を交わし、観客からの歓声に大きく応えています。
オランダ出身DJの発言
オランダ出身のDJ本人たちは、世界の人気DJの中にオランダ人が多い理由についてどう思っているのでしょうか。
オランダ出身DJのHardwellは、「世界でオランダ人DJが活躍している理由」についてインタビューで聞かれると、以下のように答えています。
「オランダ出身DJが多く輩出される理由は、オランダではいたるところでダンスミュージックに触れる環境があり、オランダの国民に広く受け入れているからだと思う。ここ4・5年で受け入れられ始めたアメリカと比べても、ヨーロッパはもう20年近くダンスミュージックが受け入れられている」と答えています。
“I think that so many DJs come out of Holland because we embraced dance music while we were growing up. Dance music is everywhere. Even if you go to a supermarket they are always playing dance music, you can compare it to any other country in the world. The USA has just started to embrace it in the past four or five years, while in Europe it’s been around for almost two decades.”
参考:YOUREDM
以上、世界の人気DJにオランダ人が多い理由について紹介しました。
オランダでどれだけDJやEDM文化が浸透しているのかについて、少しでも伝わっているとうれしいです。
オランダ出身DJが現地で開催するイベントも一年を通してたくさんあるので、オランダ旅行・観光の際にはぜひDJイベントのチェックもお忘れなく♪
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