一度は泊まってみたい！オランダのユニーク建築ホテル６選

2017/01/21 2016/01/14

オランダって、本当に面白い国なんですよ。

特に建築なんかはユニークすぎて個人的にツボ。

以前ブログでロッテルダムの面白い近代建築について紹介したことがありましたが、実は最近、オランダの宿泊ホテルまでもが個性的でユニークなものばかりということに気づいてしまったのです・・・！

もうテンションMAXです！！（笑）

オランダに住んでいるとなかなかホテルは使わないのだけど、こっちにいる間に一度は泊まってみたいなぁと企み中です。

そんな私が厳選した、「一度は泊まってみたいオランダの超ユニークな建築ホテル」を６つ紹介していきます。

①70軒の家が積み重なったホテル

オランダらしい伝統的な家を縦に70軒近く積み重ねた超大胆なデザインのホテル！

この外観を目にしたら写真に収めずにはいられないほど、迫力満点。

2010年に建てられたばかりのまだまだ新しく意外と知られていない穴場ホテルです。

ちなみに内部はというと、客室は全部で160室で全体的にシックな感じ。

オランダの典型的な風景などの写真をビッグパネルにして飾っており、派手な外観とは対照的で内部はクールですっきりとしたおしゃれな印象です。

アクセス面では、アムステルダム中央駅から電車で15分もあれば最寄駅に着けるほど近いので、アムステルダム観光のついでに寄ってもいいかも。

ちなみにこのホテルの最寄駅はザーンダムという駅で、オランダでも有数の風車村として歴史的保存地区に指定されている「ザーンセスカンス村」がある場所で、以前このブログでも紹介しています。

本物の風車村を見てみたい方は、ザーンセスカンス村は絶対見る価値ありますよ～。

ということで、アムステルダムからも近くて、風車村のザーンセスカンスにあるホテル「インテルホテルズアムステルダム・ザーンダム」は一押しです。

ホテル名：インテルホテルズアムステルダム・ザーンダム(Inntel Hotels Amsterdam Zaandam)
住所：Provincialeweg 102, 1506 MD ザーンダム, オランダ
情報：4つ星ホテル・無料Wi-Fi・無料ウェルネス施設<スイミングプール、フィットネス付>(より詳しい情報・予約はこちら)

②「ホテル」じゃないホテル

ホテルの名前自体が「Hotel Not Hotel」というちょっとふざけたホテル（笑）。

Hotel Not Hotelは、アムステルダムのショップやレストランが多く立ち並ぶキンケル通りからわずか300m先にある、デザイン重視のユニークな客室を揃えたホテルです。

ホテル内全域が巨大リビングルームのようになっていて、ロビーには多くのアート作品が飾られているのでどこかの展覧会に来たような気持ちになりそうです。

客室は全部で15室あり、それぞれ異なるテーマとストーリーが設定されています。

アンティーク本のコレクションが並ぶ大型本棚の裏側に隠れている客室や、

交通機関のトラムカート内に泊まれる客室など！

ここで全室は紹介しきれませんが、とにかく一つ一つの客室がユニークな造りになっていて面白いです。

宿泊者だけでなく地元の人も利用できるバーもあるので、オープンでフレンドリーかつユニークな場所を求めている人にはピッタリなホテルです。

ホテル名：ホテルノットホテル（Hotel Not Hotel）
住所：Piri Reisplein 34, デ・バールスチェス地区, 1057 KH アムステルダム, オランダ
情報：無料Wi-Fi・バスルームは専用または共用(より詳しい情報・予約はこちら)

③世界初！「砂のホテル」

砂浜ビーチで作ったような砂の城に本当に滞在できる、夢のようなホテルがオランダに世界で初めて登場しました！

この砂でできたホテルは、オランダのフリースラント州オスと北ブラバント州スネークで開かれる毎年恒例の砂の彫刻展に合わせ、両会場に一室ずつ作られたもの。

CNN.co.jpサイトによると、一方の部屋は米テレビアニメ「原始家族フリントストーン」の舞台、ベッドロックの町がモデル。

もう一方には竜や万里の長城、兵馬俑（へいばよう）など、古代中国をテーマにした装飾が施されているそう。

細部までのこだわりを見ても、砂とは思えない技術！

この砂のホテルを建設するまでにはなんと４週間かかったそうです。

薄い壁が崩れないよう、内外は砂でしっかりと固めた構造になっており、部屋の中のものは家具意外すべて砂で作られています。

窓や電気、水道、シャワー、トイレ、無料WiFiも完備しているので、ちゃんとホテルとして機能しているからさらに面白い。

2015年9月～10月にかけて期間限定かつ完全予約制で提供されていましたが、現在は閉鎖中。

しかし、どちらの部屋も来年の彫刻展の時期には再びオープンする予定だそうです！

料金は2人部屋で一泊150ユーロ(約2万円)。

レア感を考えると、思ったより高くないかも？！

ドイツとイギリスでも今後同様のホテルを建てるらしく、すでに両国で「砂のホテル」を意味する「sandhotel」のドメインを取得しているとか。

これは要チェックですね！

ホテル名：ザンドホテル（Zand Hotel）
情報：公式Webサイト・予約(オランダ語)はこちら

④平衡感覚が補われそうなホテル

以前ロッテルダムの建築記事で紹介していた「キューブハウス」。

立方体を斜めに組み合わせて建築されたキューブハウスは、オランダでも観光名物であるほど人気の建築です。

ちなみに、この建物に実際に住んでいる住民も普通にいるからさらにビックリ！！

室中の見学はもちろん、ユースホステルにてキューブハウスに実際に宿泊することができます。

2人1室で1泊50-60ユーロ、大人数でシェアなら1人1泊20ユーロが目安です。

室内は迷路のように入り組んでいて若干酔いましたが（笑）、窓から見る景色の良さや、きちんと水平に保たれている室内の安定さ、デザインのユニークさからは、一度足を運んでみる価値ありです。

ホテル名：キューブハウス（Cube House）
住所：Overblaak 85-87, 3011 MH ロッテルダム, オランダ
情報：無料Wi-Fi・タオル等は別料金(より詳しい情報・予約はこちら)

⑤飛行機の中に泊まれるホテル

オランダ東部に位置するトゥーヘ空港(the Teuge Airport)にある飛行機ホテル。

1960年に製造された「イリューシン18型旅客機」をそのまま2名用の客室(スイートルーム)として利用しています。

飛行機は全長約40mあり、ベッドルームエリア、簡易キッチン（電子レンジ、冷蔵庫、紅茶/コーヒーメーカー付）、無料Wi-Fi、遠赤外線サウナ、スパ、ミニバー、3種類の薄型テレビ、ブルーレイDVDプレーヤーなど、中の設備もかなり豪華に整っています。

この「イリューシン18型旅客機」は、かつて旧東ドイツの政治家たちを乗せていた政府専用機だったのです。

その後、旅客機として各国を飛び回り、引退後はレストラン、そして現在はホテルというように歴史が続いています。

内部の窓や天井など至る箇所には飛行機の面影が残っており、すごいことには機内のコックピットが完全装備でほとんどのランプがまだ機能しているそう！

飛行機好きにはもちろん、ちょっとセレブリティ―感を味わっちゃいたいなって人にはたまらないホテルです。

値段は2人で1泊350ユーロであり、このクオリティーにしては意外と格安に利用することができます。

ホテル名：Vliegtuigsuite Teuge
住所：De Zanden 61B, 7395 PA Teuge, オランダ
情報：無料Wi-Fi・スイートルーム[2名用1室]のみ(より詳しい情報・予約はこちら)