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パリで起きたISテロ後のオランダ現地の雰囲気について

  2017/01/21    



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今回は、フランス・パリでのテロ事件後のオランダ現地の雰囲気について。

個人的な見解にはなりますが、現地の実際の様子について書いていきたいと思います。

(※昨日起きたベルギーでのテロ事件後の様子については下記記事にまとめています。)

 

・パリでの同時多発テロ事件

今年2015年の間だけで、フランスにてISテロ事件が何度も起こりました。
1月7日に起こったシャルリー・エブド襲撃事件から始まり、ユダヤ食品店人質事件、サンカンタンファラビエでの襲撃、タリス銃乱射事件、そして先月11月13日に起きたパリ市街でのパリ同時多発テロ事件。

記憶にも新しいパリ同時多発テロ事件では、ISグループによる銃撃や爆発がパリ市街において同時多発的に発生し、死者130名、負傷者300名以上を生んでしまいました。

 

・事件当時の様子

私はその日、家でいつものようにTVニュース番組を観ながら夕食後の一時を過ごしていました。
そして夜21:20頃、いきなり中継にてパリ市街で襲撃や爆発が起き負傷した人々や泣き叫びながら逃げ回る人々の映像が目に入った時には衝撃を受けました。
すぐさまパリに住んでいる友人たちの無事を確認し、ほっと安心したと同時に、実際にその場にいた人々の無事と一刻も早い事件の収まりを祈るばかりでした。

オランダのTV番組でも、この事件に関する中継ニュースは最優先チャンネル(日本でいうNHK)にて夜通しで翌日正午まで続けて発信されていました。
番組内では、事件に関する最新ニュースを発信すると同時に、テロ後オランダ政府は安全面やテロ対策に対してどのように体制を強化すべきかについての議論がすでに始まっていました。

事件後のオランダ現地の人々はというと、ヨーロッパという陸続きで国同士も近いことから大きなショックや不安を感じる人々が多く、この悲惨な事件で被害に遭った人々を思い、事件後にはオランダ現地のフランス大使館前にたくさんの花々やメッセージが添えられていました。

また、仕事の都合で首都アムステルダムに行く用事があった際、その日がテロ発生から3日後だったということもあり、通常よりも数多くの警察が待機し市内では警戒態勢を取っていました。
テロ後しばらくの間は、アムステルダムの他、空港やハーグの政府機関等、人が多く集まる大通りなどテロの影響を受ける可能性が大きい場所には警察や保安隊が以前よりも多く目につきました。







 

・事件1ヶ月後の現在の様子

事件発生から1ヶ月経った今、オランダでは特に問題等もなく通常通りの生活を送っています。
ただし、他国からの移民や難民の受け入れを積極的に行っているオランダなだけに、移民局からのさらに厳しいチェックをはじめ、市内役員から難民に対し定期的に直接コンタクトを取るなど、安全体制にはさらに力を入れているように思います。

オランダは国土も小さくテロ警戒態勢が他国に比べとても厳しいことから、テロ発生の可能性はヨーロッパ内では低いと言われてはいるものの、現地では人の多く集まる場所やイベント等はなるべく避けるなど、一人ひとりがきちんと意識し自分の身を守るよう気を付けています。

 

・テロに対する思い

実際にヨーロッパに住んでいる一人として、パリでの事件を通してテロというものが本当に身近なものに感じました。
ただ、こうした事件が起こる可能性はどこの国にいても結局は同じだと思っています。身が一つあれば、世界どこでもテロが発生してしまう今の世の中です。

テロ発生の可能性が高い国や地域という指標は確かにありますが、どこの国に居ても平和ボケしてはいられないなと感じます。
確かな情報収集のもと、自分自身が日々テロに対し気を付けられることを意識して生活すること、これが鉄則かなと。

そして、テロ集団に対してフランスをはじめヨーロッパの人々が取っている姿勢や行動を表した現地人の言葉の中で、とても印象的なものがあったので紹介します。

「Life doesn't stop. We must resist. We have to. It is not a normal day, so we have to act like it is a normal day. 」(The Telegraphより)

テロが起きてもそんな恐れには屈せずいつも通りの生活を送るようにする、恐れずに生活することがテロ集団に対する一番の打撃だ、ということです。

たとえば、実際にテロ被害を受けたカフェやレストランは事件3週間後には通常営業を再開、多くの被害者を生んだ大通りは翌日にはまた多くの人々で溢れているなど。
これが、実際にテロと向き合うことを強いられた環境で生きる現地の人々が抱く、まっすぐな強い思いなのです。
 
今後も引き続き、オランダで生活する上で最低限気を付けられることをしっかり意識しながら暮らしていこうと思います。

 





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