「会社員」を辞め「個人事業主」となった私が現在感じるメリットとデメリット
2017/01/21
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会社員生活を辞め、オランダにて個人事業主として毎日を過ごすようになってから、自分の中で色々な気付きがありました。
良かったなと感じるメリットもあれば、デメリットとなる可能性のある部分も発見。
今日は、「会社員を辞めて個人事業主となった私が現在感じるメリットとデメリット」について振り返ってみようと思います。
現在の私が感じる4つのメリット
1.自分の将来に投資できる時間が何倍にも増えた
私が現在の生活をしていて一番良かったと思っているメリットは、自分の将来に投資できる時間が格段に増えたこと。
労働時間の決まりも無い、平日・週末の違いも無い、休みの日も自分で決められます。
毎日8時間労働などと時間で拘束される必要もなく、例え2時間、3時間であってもその日やるべき仕事が終わったならば、その日の仕事は終了。
残りの時間はブログ更新や読書、勉強など他のことに費やします。
月の初めですでに生活に必要な収入を十分稼ぐことができた時には、下旬は仕事は抑えて自分の時間を大幅に増やすといったコントロールもできます。
2.責任感が強まった
個人事業主として働くようになってからさらに磨きがかかったと思う部分が、「責任感」。
会社員だった頃は、何かあれば会社や上司がカバーし責任を取ってくれる環境にありましたが、個人事業主となれば自分自身でビジネスをしていくのだから、責任はすべて自分にあります。
そのおかげなのか、人との待ち合わせでは必ず10-15分前には到着することを欠かさなくなったり、相手とのやりとりの中での自分が発する言葉や行動にも一つ一つ気を付けるクセが付きました。
こうした社会人としての責任感に加え、事業主としての責任感も増えました。
たとえば、お客様に提供するサービス内容や価格の取り決め、請求書の作成・発行、自分の名刺作り、簡単なウェブサイト作り・デザイン、お問い合わせ対応、税務署への税申告など、一つ一つ学びながらも基本的には全部自分でやることになります。
当たり前ですが、自分がやらなきゃ、誰もやってくれません。
こうした環境のおかげで、「責任感」という面では会社員時代の自分よりもさらに鍛えられている感じがあります。
3.仕事へのモチベーションが高くなった
今の私は、どこかに雇われて働いているわけではなく、自分で自発的に仕事を作っているという状態。
頑張って成果が出たら、その分だけ収入も上がるし、成果が出せなければ収入も下がります。
こうした環境にいると、仕事に対するモチベーションがどんどん上がっていきます。
モチベーションが上がるから、仕事について考えることも苦ではなく、むしろワクワク楽しめます。
「こんなサービスをしてみたらどうだろう」「こんなスキルを身に付けたらこんなビジネスもできるかも」など、日常生活の中にあるヒントを自然と楽しみながら探している自分がいます。
こうして「仕事」へのモチベーションが高くなったことで、「仕事」や「お金」という概念に対して漠然と抱いていた嫌悪感もかなり減りました。
4.見える世界が広まった
オランダにて個人事業主として毎日を過ごすようになってからは、見えてくる世界がずいぶん変わりました。
なぜかというと、自分のライフスタイルが変わることによって、同じく変わった生き方をしている面白い人たち(ちょっと失礼かな...ごめんなさい(笑))とのつながりが増え、世の中の多種多様な生き方をしている人々の存在を知ることで視野が一気に広まったからです。
たとえば、私もブログをやっていることから、各国で海外在住ブロガーとして活躍されている方々とのつながりが増えました。
参考までに、下記にて数名紹介します。
・社会人経験がない新卒フリーランスとして、世界中を旅しながら国際協力やビジネスをしている現代版ノマドワーカーの宮﨑大輔さん
・海外各国と日本を定期的に行き来し、日本や世界の情勢、海外からの視点で見た日本の様子、ライフハックやサバイバル的なこと、海外移住生活や旅行、ご自身の思い等をブログで発信しているJunnaさん
・フィリピン英語留学、オーストラリアワーキングホリデー、台湾ワーキングホリデー(現在)と旅をしながらブログにて日々のことを綴っている前原和裕さん
・フリーランスという働き方を一足先に確立し、日英独翻訳者翻訳の傍らドイツにおける科学技術や生涯学習、イノベーションについてブログで発信しているドイツ在住のChikaさん
・「途上国で自分の事業を興す」という夢を追いかけネパールで日々取り組むKei Kawakitaさん
などなど。
興味深くて私もよく拝見させて頂いている海外在住ブロガーさんたちは数知れず、ここには挙げ切れません。
ブロガー以外でも、若くして多くの社員を統括する社長さんや、ヨーロッパに数々の店舗をかまえる飲食店オーナー、現地で知り合った優秀なプログラマーの方々、著名本の数々で知られる作家さん、世界で活躍される書道家などなど、いろんな方々とのご縁がありました。
中でも一番強烈だった方が、アラブで超話題(もはやアイドル的存在)の日本人ビジネスマン、鷹鳥屋 明(たかとりや・あきら)さん。
混沌とした中東情勢を学びつつ日本と中東を繋げるべく、SNSやメディア媒体等を活用し日本文化やアラブ向けの宣伝活動を行う彼。
さらなる中東における日本の認知度を上げるために日本と中東を行き来しながら活動中だそうです。
現在数万単位のアラブ人たちからのフォローを集めLike数は125万超え!Instagramのフォロワー数も現在50.4千人と半端ないです(笑)
現地でこんなに愛され人気者となる日本人はレアです。
日本人という括りだけでもこれだけ多種多様な生き方をする人々がいるのだから、世界に目を向けたらもっともっと人生を楽しんでいる人々がいるはずです。
こうしてネットワークや視野を広げることができ、自分への良い刺激にもつながっていることを考えただけでも、自分の現在の生き方には大きなメリットがあるし、やりたかったことを実際にやってみてよかったなぁと思えます。
現在の私が感じる1つのデメリット
仕事と余暇の区別をつけにくい
デメリットとして唯一上がるものがこれです。
平日・土日といった区別の話ではなく、自分の気持ち的に「仕事」と「余暇」の境目を付けるのが難しいということです。
仕事以外の余暇や遊びの中にもビジネスに繋がるヒントはあるし、自分にとってはただただ楽しいことであっても仕事に繋がる可能性もあるからです。
また、個人事業主の場合は収入が一生安定するということなんてなく、常に時代の流れを読みながら試行錯誤していく必要があるため、規則的に月~金まで働いていればいいということでもありません。
急ぎで何かしなければいけないことがあれば、土日だろうが祝日だろうが関係なく対応しなければならない場面もあります。
「仕事と余暇をはっきり分けて、余暇の時には仕事のことを何も考えたくない」という人にとっては、苦痛に感じる場面があるかもしれません。
ただ、私の場合は仕事と余暇の区別がありすぎると週明けの月曜日にウツ気分になることもあるので、現在の働き方が自分にはとても合っていると思ってます。
タイムマネジメントと作業の優先順位に気を付けながら、毎日効率良く仕事をすることを心掛けています。
まとめ
今回振り返ってわかったことは、現在身を置く状況にメリット・デメリットそれぞれあるけれど、私にとってはやはりメリットの方が何倍も大きいということ。
ただし、人によって感じ方はそれぞれ異なるはず。
大事なことは、自分自身が今生きている生き方・働き方を振り返ってみて、「満足しているか」「満足していないのか」、そこだと思います。
満足しているならそのまま続ければいいし、満足していないなら環境を変えればいい。
ということで、私は引き続き個人事業主として取り組んでいく予定です。
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