日本の感覚でやってしまうと失礼?オランダで守りたい「日常マナー」まとめ
2017/01/21
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先日、こんなことがありました。
昨日お客さんの家探し手伝ってたら、物件オーナーから「改装したばかりで綺麗だから日本人や中国人のようなアジア人には貸したくない」と明らさまに人種差別を受けた。オランダでここまでまともにくらったの、初めてだわ。
— マリ@Mariholland (@Mariholland_) June 7, 2016
不動産会社を通しての間接的な発言ではありましたが、あからさまな人種差別を直に感じたのは今回の件が初めてです。
オランダは移民も多く受け入れおり自由で寛容な国なので人種差別は普段まったく感じないだけに、これは衝撃でした。過去に日本人をはじめアジア人の入居者とのトラブルでもあったのかと心配になってしまいます。
「日本人って礼儀正しいよね」と比較的良いイメージを持ってくれている現地人が多いかと思いきや、中にはこうして嫌がる人も居るんだなぁと実感。
しょうがないと言ってしまえばそれまでなのですが、現地に住む外国人居住者として基本的なマナーを守ることはもちろん、その国のルールやマナーを理解しこちらから寄り添う努力もするべきだと思います。
しかし海外生活経験がない人にとって、どんな行為が現地では失礼にあたるのか気付きにくい場面もあります。私自身も知らずにやっていて、あとから実は現地ではあまり喜ばれないことだったと気づくことも。
今日はそんな自分の経験を参考に、日本の感覚でやってしまうと意外と失礼な「オランダで守りたい日常マナー」について紹介します。
※あくまで個人の経験ベースなので、必ずしも当てはまるとは限らない旨ご了承ください。ご参考までに。
日本の感覚でやってしまうと失礼?オランダで守りたい「日常マナー」まとめ
1.鼻をすする
ラーメンなどの麺類やスープを食べるときに音を立ててはいけないという海外マナーは有名ですが、実は人前で「鼻をすする」という行為も結構なマナー違反になります。
たとえ人前であっても、鼻水が出たらティッシュで鼻をかみましょう。
現地人は電車の中でも思いっきり鼻かんでます(女性もね)。
※友達や知人(場合によっては見知らぬ人)がくしゃみをした時には「Gezondheid(英語でBless you!)」と声をかけてあげるのもマナーです。
2.「年齢」を聞く
日本人の親を持ちながらも海外で生まれ育った現地の友人複数が指摘していたことが、「年齢」を聞くということです。
日本人はなぜそんなに相手の年齢を気にするか、謎であると話していました。
中には、自分の年齢を伝えた途端、相手が極端に態度を変えて上から目線になって嫌な思いをしたと話す子も。
なんとなく年齢を聞きたくなる気持ちもわかるのですが、こちらでは完全にタブーのようです。
現地人の友人同士でも、お互いに年齢をはっきり知らずに長年親しいなんて話しもよく聞きます。
年功序列を重んじる日本とは異なり、オランダでは「年」そのものがあまり社会的な意味や位置づけとしてとらえられていないため、相手の年齢に興味を示さないというのが正しいかもしれません。
3.「彼氏(彼女)いる?」発言
日本だと、初対面であってもそこまで仲良くなくても、割と容易く聞かれていたし聞いていたこの質問。
オランダ人はあまりプライベートなことを聞かれるのが好きではないので、初対面やそこまで仲の良くない相手に聞いてしまうと嫌がられます。
それから、世界各国の中でも特にオランダは同性愛者に対して理解のある国。
私が現地で仲良くなった友達の中にも、ゲイやレズビアンが何人かいます。
そのため、同性である女性をパートナーとして持つ女性に「彼氏いる?」と聞くことは、それだけでもかなり失礼です。
こうしたプライベートなことや年齢、宗教、政治、収入、外見といった話題は、たとえ相手を褒めるつもりであったとしても、初対面では特に気を付けた方がいいです。
4.挨拶が少ない・声が小さい
オランダでは日本以上にどこでも挨拶をする印象があります。
エレベーターで人と一緒になったとき、お店に入ったとき、人通りの少ない道で人とすれ違ったとき、電車の中で隣に人が座るとき、どんな場面でも挨拶があったり、そこから会話が始まったりします。
そして、現地の人たちは挨拶の声が大きい。基本、どこでも声デカイです(笑)
(電車の中で電話する現地人の声がうっさくて、これこそマナー違反やろっていつも思っているのはここだけの話←)
私はいまだに知らない人に挨拶をする時どうしてもビビッてしまうので声が小さくなりがちですが、小さいと相手に全く聞こえておらず、相手からしたら無視されたかわいそうな人状態になってしまいます。
普段よりも大きめの声で、意識的にきちんと挨拶するのがマナーです。
5.相槌をうちまくる
相手の話を真剣に聞いているように見えて印象の良さそうな相槌ですが、オランダではあまり相槌は良いものとして見られていません。
相槌は「早く話を終わらせてくれ」という意味になってしまうことがあり、相槌をしすぎるとイラつかれる可能性があります(笑)
その分、痛いほどまっすぐな視線で相手の目を見て話を聞きます。
こっちが恥ずかしくなるほどまっすぐな眼差しで(笑)
6.曖昧な発言
これはオランダで一番気を付けていること。
不動産会社を通じて家探しをしたり、商品やサービスの契約をしたりなど、何か決めごとをする時の「曖昧な発言」はタブーです。
こちら側がはっきり「YES」と言っていなくても、迷いつつも気に入っていること醸し出すようなあいまいな発言をしてしまうと、相手側は契約成立だと受け取ってしまいます。
オランダでは、書面上の契約だけでなく、口約束での契約でも同じく効力があります。
最悪の場合だと、「口約束したじゃないか!」なんてことにもなりかねないので、曖昧な発言は極力避けるよう気を付けています。
7.食への気遣い
オランダでは、ベジタリアンやヴィーガン、宗教的な理由で食べれないものがある人など、人によってそれぞれの食の形があります。
レストランに一緒に行ったときやホームパーティーに招待するときなど、そのあたりの食への配慮も大切です。
以上となります。
また気づいたことがあれば、追記していきます。
日本という島国で移民も少ない環境の中で、日本人が国際感覚に欠けてしまうのはいわば仕方のないことだとは思いますが、オランダに来た限り、文化や習慣の違いを理由に言い訳することはできません。
気づかぬうちに日本人のイメージを悪くしてしまうなんてことがないよう、改めて私自身も気を付けなきゃなと思いました。
この記事の冒頭で話した物件オーナーも、いつか日本人を受け入れてくれるようになるといいな。
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